第1回サゴリリサーチアワード募集要項

 

※応募を締め切りました。

 

2023年3月、広島市に「加納実紀代資料室サゴリ」が開室しました。「銃後史」「脱植民地主義」「ジェンダー」「平和表象」「ウーマン・リブ/フェミニズム」「朝鮮・アジア」など多様な角度から言論活動に取り組んだ女性史家・加納実紀代さんの遺志を引き継ぐ「サゴリ」の資料を活用した、新たなアートアワードの募集を、2024年4月1日から開始いたします。

 

サゴリリサーチアワードは、作品制作のためのリサーチを支援するだけでなく、制作活動を続けるなかで直面する閉塞感などに対し、「加納実紀代資料室サゴリ」を活用して行われる新たなリサーチを通じて現状を変えていこうとするアーティストの伴走者となることを目的とします。

 

本アワードは、2023年11月に月曜社から刊行された『この国(近代日本)の芸術:〈日本美術史〉を脱帝国主義化する』(小田原のどか・山本浩貴編著)の編集報酬を資金としています。「サゴリリサーチアワード」の審査は、同書の共同編集者である小田原と山本に加え、「加納実紀代資料室サゴリ」主宰者の高雄きくえさんにもご協力をいただきます。

 

数あるアートアワードの中でも、リサーチそのものや、「脱植民地主義」「ジェンダー」「平和表象」「ウーマン・リブ/フェミニズム」「朝鮮・アジア」などの明確なテーマに対するアプローチを支援するものは、決して多くはありません。『この国(近代日本)の芸術:〈日本美術史〉を脱帝国主義化する』で示した理論的視座を背景に、この国の美術を取り巻く状況のいっそうの変化の呼び水となるべく、「サゴリリサーチアワード」は企画されました。

 

 

■応募期間

受付開始:2024年4月1日

締め切り:2024年5月1日

 

■対象/応募資格

・国籍、年齢、居住地を問いません。

・2025年3月末までに「加納実紀代資料室サゴリ」(広島県東区光が丘2−53)に来室できること

・加納実紀代資料室サゴリはバリアフリーではありませんが、車椅子ユーザーのサポートは可能です

※加納実紀代資料室サゴリに作品制作ができるスペースはありません。あしからずご了承ください。

 

■助成内容

・制作助成金 10万円

・本アワードを活用して制作したものへの小田原・山本の批評各2000字程度(トークイベントなどに変更も可能です)

 

■助成金の使途に関して

2025年3月末までに「サゴリ」(広島県東区光が丘2−53)に来室し、資料を活用すること(作品発表の有無は問いません)。

 

■受賞者発表

2024年6月1日までにメールで本人に通知し、6月中にウェブサイトで発表します。

 

■選考審査員

小田原のどか(彫刻家・評論家)

高雄きくえ(ひろしま女性学研究所・加納実紀代資料室サゴリ主宰者)

山本浩貴(アーティスト・文化研究者)

 

■応募方法

①経歴(書式自由)

②加納実紀代資料室サゴリでリサーチを行いたい理由(形式・字数自由)

③作品画像5枚

これらをひとつのフォルダに入れて圧縮(Zip)し、事務局メールアドレスまで送信してください。

 

■事務局メールアドレス/お問い合わせ

konokunino @ gmail.com(担当:小田原のどか)

 

 

 

 

 

 

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